息子はおもちゃ売り場に夢中。娘は併設のキッズコーナーで静かに遊んでいたので、Tさんは通路に設置されたベンチでスマホをいじっていたそう。しばらくすると、長女の泣き声がしたので、様子を見ると大きなクッションになかなか登れず癇癪を起こした模様。「2歳になってからイヤイヤ期に突入したようで、思い通りにならないとすぐ大声で泣くんです。この時は持参したお気に入りのおもちゃでなんとか機嫌が直りました。」

ふと、息子の様子が気になりおもちゃ売り場を見ると、さっきまでいたはずの息子の姿が消えています。「きっと商品棚の間に移動したんだと思い、名前を呼びながら周辺を探しました。ただ、キッズスペースにいる娘のことも心配だったので、すぐに夫に電話して戻ってくるように言いました。」

巧妙な手口!子どもが思わずついていってしまう声がけ 

慌てて戻ってきた夫に娘を預け、本格的に息子を探しはじめたTさん。5歳の息子の背丈は商品棚に隠れてしまうので、1列ずつ通路をのぞいていきましたが見当たりません。「おもちゃ売り場と付近のトイレを探しても見つからなかったので、これは迷子になってしまったんだなと思いました。うちの息子はわりとしゃべるのが得意で、大人ともハキハキ会話できるので、迷子になっても店員さんに助けを求めることができるだろうと楽観的だったんですが…」