母親向けのスマートフォンアプリ「ママリ」を提供するコネヒト㈱が実施した調査(※1)では、育休を取得した男性が1日に費やした家事育児時間が「2時間以下だった」との回答が全体の32%となったことを発表しました。3人に1人が ”取るだけ育休” であるようです。さらに育休中の男性の家事育児時間が2時間以下の場合、育休を取得していない男性よりも家事育児の役割分担に対して女性が納得していないこともわかりました。

つまり “取るだけ育休” になってしまうのなら、育休を取得しないほうが女性側の満足度が高いのです。確かに期間や閣議への出席という文字だけを見ると、小泉氏の育休が「取るだけになってしまうのでは」との声が多いのも理解できます。

けれど先ほどの調査では、男性の家事育児時間が5時間以上になるだけで、92%の女性が家事育児の役割分担に納得できたという結果も出ています。つまり大切なのは、男性も家事育児への参加時間を少しでも多くし、男女共にその時間を分担することなのです。

小泉氏は向けられた反対意見に対して、実際にどのような育休期間を過ごしたか、具体的な時間や内容も含めて示す機会が今後必要なのかもしれません。