もちろん産後のワンオペ育児は本当に大変。できることなら育休を取ってもらって夫にも育児を手伝ってもらうことがベストです。
しかし、その中身を紐解いてみると、“産後における夫の必要度”は母乳なのかミルクなのか、子どもの生活リズムや睡眠時間、個人差などが多分に影響するものなのだろうと思います。また筆者は、子育てスタートタイミングに約10日間というほどよい日数を実母が手伝ってくれたからというのもあるでしょう。
夫に育児に集中してほしいのは保育園入園後の今
むしろ、筆者が本当に夫に育児時間を割いてほしいのは今です。保育園に入れてからほぼ毎日そう思っています。
18時にお迎えに行ってから21時に寝かしつけるまでの怒涛のタイムスケジュールをこなす平日、熱が出てお迎え要請の電話が来た時に筆者に代わって仕事を切り上げてお迎えに行ってほしいとき、たまの土日には自分が羽根を伸ばして友達とランチするため数時間でいいから子どものお世話をしてほしいとき…。
相変わらず激務な夫は息子が1歳半になった今でも保育園の送迎はもちろん、休みの日に息子を数時間預けることさえできません。なぜなら1年半のワンオペ育児生活によって、息子はすっかり「ママじゃなきゃダメ」状態になっているからです。ワンオペ育児の大変さは、子どもが大きくなればなるほどダイレクトに母親に響いてくるものなのでしょう。今こそ夫に「息子の母離れ」を目指して育児に集中してもらいたいところですが、希望は薄いです。
そして筆者のように、「夫には育休を取って生後数カ月間だけがっつりと育児に関わるよりも、保育園に入れた後こそ早く家に帰れたり、お迎え要請の時に早退してくれたりする方が助かる」という妻は少なくないのではないでしょうか。