また、通期業績予想を上方修正したアドバンテスト(6857)も、材料出尽くし感から売られて一時▲7%超安の急落となっています。

さらに、キヤノン(7751)、ローム(6963)、ルネサスエレクトロニクス(6723)がいずれも▲6%安に迫る急落となり、TDK(6762)、富士通(6702)、日立製作所(6501)、NEC(6701)なども軒並み大幅下落で引けました。

その他では、資生堂(4911)、コーセー(4922)、三越伊勢丹ホールディングス(3099)などインバウンド関連銘柄も再び大幅安となったのが目を引きました。

一方、前日の決算発表で通期業績予想を上方修正したファナック(6954)が大きく値を上げ、堅調に推移したアステラス製薬(4503)とともに主力大型株では数少ない逆行高となりました。

また、スズキ(7269)やSUBARU(7270)など自動車株の一角も逆行高となりましたが、限定的な値動きに止まったようです。

新興市場(東証マザーズ)では、サンバイオ(4592)が大幅続落で連日の昨年来安値更新となり、そーせいグループ(4565)やミクシィ(2121)など時価総額の大きい銘柄が急落しました。

一方、メルカリ(4385)は小幅上昇ながら逆行高となり、ブライトパス・バイオ(4594)は一時ストップ高まで買われています。

葛西 裕一