そのような中、日経平均株価は再び大幅下落となりました。新型ウイルス肺炎懸念に加え、一部の決算発表銘柄も売り込まれた結果、後場の半ばには一時▲486円安まで下落する場面がありました。その後やや戻したものの、結局23,000円を割り込む大幅反落で引けています。

ちなみに、取引時間中に23,000円を割り込んだのは1月8日以来、終値で割り込むのは昨年11月1日以来です。

なお、TOPIXも同じような値動きで大幅反落となりました。

東証マザーズ株価指数は大幅7日続落、売買代金は9日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は9,183万株、売買代金978億円となり、いずれも前日より増加しました。売買代金は1,000億円近くまで増加しましたが(9日連続の1,000億円割れ)、これらの大半が見切り売りや一部投げ売りに伴うものと考えられます。

また、株価指数は▲3%超安の急落となり、これで7日続落となりました。900ポイント回復どころか、800ポイント割れが近付きつつあるようです。

業績見通し下方修正のスクリーンHDがストップ安の大暴落、上方修正のアドバンテストも急落

個別銘柄では、主力大型株が総じて売られる中、とりわけ、ハイテク株の下落が際立ちました。前日の決算発表で通期業績予想を大幅下方修正したSCREENホールディングス(7735)は、終日売りが殺到して▲19%超安のストップ安で引けました。