言葉通り、仕事に関しては、先頭に立ってよく働く人という印象をうけました。でも、よくよくメンバーに活動の様子を聞くと、「いつも上から口調」「メンバーが意見を言っても、自分の意見とは合わないと、思い切り全否定」「PTA関係の飲み会に行く交通手段がないと、メンバーに車を出すようお願いする」など、一緒にいる人たちにとって、「それはちょっと違うんじゃ…」という行動も多かったそう。
「『長』がついたことで、自分が偉くなったと思ってしまう人もいるんでしょうかね…」
先生も大変
Aさんの子どもが通っていた学校では、先生も全員何らかの委員会に所属し、委員長決めに立ち会っていました。ある年のこと、どんなに話し合っても、委員長がなかなか決まらない委員会があったそうです。
本部役員の提案でいったんくじ引きをしたものの、欠席者が当選。当選した人に「当たりました」と電話をかけると、「そんなの欠席裁判ですよね?」と、ごねるごねる。なかなか話が進みません。同席している先生方も帰るに帰ることができず、困り果ててしまいました。
結局、欠席しているメンバーの中に、別の学校で先生をしているという人がいたことから、元同僚だったという先生が直々に電話をして、引き受けてもらっていました。電話をした先生曰く、「もう、なかなか決まらないという時は、同業のよしみでこうやって引き受けあうこともあるんです」とのこと。