怒鳴るような感じではなかったものの、「ダメでしょ?」という言葉を友だちに対して使った我が子を見て、「あ、私の口グセだ」とMさんは確信したのだそうです。“ダメ”という言葉はついつい使ってしまいがちですが、お友だちに対してその言葉を発してしまうのは避けたいところ。

「もっとこうしてみたら?」「じゃあ次はこんなふうにしてみよう!」など、できるだけプラスな言葉を使うように意識したいですね。

我が子の振り見て我が振り直せ

“人の振り見て我が振り直せ”という言葉があるように、自分が無意識のうちにやってしまっているクセは、なかなか気づけないもの。口グセも、つい発してしまうものなので、我が子の会話を聞いて「もしかして…」とようやく自身の言葉に意識を持っていけるのです。

我が子が親の口グセを発したら、焦るだけでなくできるだけその口グセを使わないように注意してみるのもひとつの方法。あいさつや感謝の言葉など、積極的に使ってほしいものは自分もしっかり発して、子どもの長所を伸ばしてあげられるような努力ができればいいですね。

川西 まあさ