なおにゃむさんは、「言語発達遅延」という発達障害をもつ小学4年生のまっきーのお母さん。育児の傍ら、在宅ワークをしています。実は、なおにゃむさんのおうちは、まっきーが通う小学校のすぐそば。

このため、仕事をしながらも小学校に顔を出す機会を増やそうとはじめた「読み聞かせボランティア(※)」は、ほぼフル参加OK。まっきーの具合が悪くなった時も迎えに行きやすいですし、なにより、忘れ物があれば、すぐに届けに行くことができる!行ったついでにまっきーの様子も確認することができるとあって、忘れ物の回数が多少多くても、なおにゃむさんはあまり気にしていませんでした。

※読み聞かせボランティア
小学校で、朝や昼の15分ほどの時間をつかって読み聞かせを行うボランティア。

「お母さんが学校に頻繁に行くことを、子どもとしてはどう思っているのかしら?」。ふと思ったなおにゃむさんは、ある日まっきーに聞いてみました。

「ねぇねぇ、まっきーは、お母さんが忘れ物を届けに学校に行ったときに、会えると嬉しい?」

するとまっきーからは、「うーん、嬉しいけど…。お母さん、仕事は大丈夫?僕、仕事をしているお母さんも好きなんだよなぁ~。」と意外な答えが!

できるだけお母さんがいたほうが安心だろうと気遣っていたつもりが、逆に気を遣わせてた!?

結局その後、まっきーはお母さんの仕事をできるだけ邪魔しないようにと、朝は自分で忘れ物がないかをチェックして、準備をするようになりました。