新年といえば、普段使っているモノの見直しにちょうどいい時期。特に、買い換えるタイミングが分かりづらい財布はその筆頭です。

今回は、気軽に使いやすい、ポケットに収まるサイズに絞って集めてみました。ぜひ買い替えのご参考に。ちなみに、他の買い換えシリーズとしては、ビジネスバッグ編もあるので、そちらもあわせてどうぞ。

これぞ紛れもない“オールレザー”

ビジネスの場で使っても違和感のない一品としては、〈ラルコバレーノ〉の一品がおすすめ。さりげなく型押しがされたヤギ皮の質感が上品な印象です。

表面はレザーを使っていても、内側のライニングにはナイロン素材を使う財布も多い中、こちらはオールレザーにこだわっているのがポイント。三つ折りのコンパクトなサイズ感ですが、しっかり小銭入れも付いています。これなら、「ミニ財布は初めて」という方でも使いやすいかと。

木造建築から発想した財布

表面にほぼステッチが見当たらない、独特のデザインが目を惹くのは〈アノニムクラフツマンデザイン〉の2つ折りウォレット。実は、木造建築の技法「継ぎ手」から着想を得たとのこと。ミニマルなだけのデザインは他でも見かけますが、こちらはどこか温かみを感じさるのがグッド。

浅草の老舗タンナー「中村千之助商店」が手掛けるタンニン鞣しの牛革は、使い込むほどにツヤが増してくるので、味が出てくるのも楽しみ。比較的手頃なプライスもうれしいところです。

マネークリップってなんかかっこいい

財布の中でも、ちょっとした玄人感を演出できるのはマネークリップ。個人的にも、ちょっと憧れてしまうアイテムです。ただ、マネークリップ単品で使うのはハードルが高いもの。取り入れやすいのは、財布と一体型のタイプです。

〈ローター〉の一品は、クリップだけでなく、札押さえの革パーツが付いていたり、使い勝手への配慮も万全。定番で使用しているというイタリア産のブッテーロレザーの質感もいいので、大人っぽく使えそうです。

あとがき

財布は毎日使うものだけに、本人が気づかないうちに、意外とくたびれていたりするものです。年が明けて間もないうちに買い換えを検討してみてもいいのかと。

FACY