「上の子の妊娠からはじまり、約5年間。ママは夜遊びもしないでずっと我慢してきたでしょ。そろそろ僕に任せてよ」そんなご主人の優しい言葉に感動し、Mさんは思い切って甘えることにしました。

とはいえ、お風呂や寝かしつけは大丈夫か?用意したご飯を上手にあげられるか?Mさんは心配だらけだったそう。当日は普段のタイムスケジュールを一覧表にし、ご飯の用意とお風呂のタイマー、パジャマや歯ブラシのセッティングまですべてを終え、夫への引継ぎをしました。そんなMさんに「ママは心配性だな」と笑っていたご主人。「ママが出かけるときに泣くといけないから、先に子供たちとドライブでも行ってくるよ」という気遣いに感謝しながら家を出たといいます。

「夫のおかげで、久しぶりに昔の仲間と楽しい時間を過ごすことができました。また、友人たちからは『私もそんな人と結婚したい!』なんて言われ、幸せな気持ちいっぱいで帰宅しました」

ゆっくりしてきていいと言われましたが、何となく落ち着かなかったため21時頃に帰宅したMさん。すると、そこには家族の姿はありませんでした。Mさんは一瞬何が起こっているのかわからなかったといいます。

「家じゅう真っ暗だったので、パパも一緒に寝てしまったのかな?と思いました。しかし、家の中には誰もいません。私が用意したご飯も手付かず、お風呂も冷めた状態。まさか事故にでも?!と思っていると、玄関が開きました」