そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移しました。円高が緩やかに進んだことや、一連の新型コロナウイルス肺炎への懸念によるアジア株下落が利益確定売りを誘った形です。

前場の序盤には一時▲252円安まで下落する場面も見られましたが、大きな下押しにはつながりませんでした。それでも終値で再び24,000円を割り込む反落となっています。

なお、TOPIXも同じような値動きで反落しました。

東証マザーズ株価指数は続落、売買代金は4日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は9,550万株、売買代金756億円となり、いずれも概ね前日並みでした。

前月(昨年12月)から始まった個人投資家の資金移動は明らかに一巡し、出来高は高水準ながら連日で1億株を下回りました。また、売買代金も4日連続で1,000億円の大台を割り込んで引けています。

さらに、株価指数も続落で終わりました。依然として900ポイント回復目前で足踏み状態となっていますが、今後の展開が注目されます。

新型肺炎の懸念拡大でANAホールディングスなどが下落、アドバンテストは急騰で逆行高

個別銘柄では、新型コロナウイルス肺炎による影響が再び懸念され、ANAホールディングス(9202)と日本航空(9201)が冴えない値動きとなりました。

また、資生堂(4911)、コーセー(4922)、J.フロント リテイリング(3086)などインバウンド関連銘柄も値を下げています。