≪1年間の貯蓄増加額の平均≫
・キャッシュレス派 … 83.2万円
・現金派 … 34.2万円

「お金を使った実感が持てないキャッシュレス決済派の人は、ついつい使い過ぎてしまってお金が貯まらなそう」という予測に反して、キャッシュレス派が現金派に大きな差をつけて貯蓄を増やしています。

お金の情報に敏感な人ほど、キャッシュレス決済を上手く活用している

初めは馴染みのないキャッシュレス決済を、「よく分からなくて不安だから利用しない」のではなく、「情報を集めて精査したうえで自分にとってのメリットを理解し、上手く活用していく」という柔軟な姿勢で取り入れていけるような人たちは、日頃からお金に関する意識も高く、「賢い消費者」として節約や貯蓄に成功しているのでしょう

特に、富裕層と言われる人たちは、常に世の中の動きに敏感です。新しいものへ目を向けて素早く反応する柔軟な姿勢を持ちながら、一時のトレンドに振り回されることなく、しっかりと自分で手綱を握って最大限に活用しようと試みます。

幅広い情報を収集して絶えず自分の知識をアップデートしながら、やると決めたらスピード感を持って行動に移す判断ができることが、小さな成功の積み重ねと、その先のより大きな目標達成へと繋がっているのです。

「キャッシュレス・消費者還元事業」が与えた影響

JCBの「キャッシュレス・消費者還元事業に関する調査2019」によると、キャッシュレス・消費者還元事業の対象店舗でキャッシュレス決済を利用したことがある全国の 20 歳~69 歳の男女1,000 名(全回答者)のうち、「キャッシュレス・消費者還元事業」を機にキャッシュレス決済を開始した人は13.5%となっています。