モラハラ被害者の生々しい経験。加害者との関係はまるで『オオカミと七ひきのこやぎ』!?

『オオカミと七ひきのこやぎ』の話をご存じだろうか。オオカミが手足を粉で白く塗りあげ、ヤギのお母さんのふりをしてだまし、コヤギを丸のみにしてしまう童話だ。最後は7番目のコヤギとヤギのお母さんの知恵により、無事コヤギたちは救い出され、オオカミは死んで平穏な日々が戻る。

周囲をみていると、このオオカミとコヤギと同じような関係性が、モラハラの加害者と被害者という立場で日常的に繰り広げられているのだ。

ヤギのふりをしたオオカミ

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モラハラ加害者は、外面がいい人が多い。友人や会社の中では、「礼儀正しく聞き分けの良い人」であり、モラハラ加害者だというと「えっ、あの人が? まさか…」と驚かれることが多い。「あの人に限ってそれはない」といわれることも。

筆者含め、周囲にも夫からモラハラを受けていた被害者が複数人いる。共通しているのは「夫は外ではやさしい人だと思われている」という点。外では真面目で優しく、家事育児にも協力的な印象なのだが、家の中ではモラハラが繰り広げられる。それはまるで、手足を白く塗ったオオカミのようだ。

Tさんの元夫は、職場の人や友人の前では礼儀正しく、相手を気遣う会話も上手かった。しかし家の中に入ると、家族に対しては命令口調。Tさんの呼び名は「ブタ」、語尾は「~しろ」「~をやれ」。家事が疎かになれば責められ、病気をすればののしられ、専業主婦時代は「誰の稼ぎで飯が食えているんだ」、パートに出れば「パートのくせに」といわれた。

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都内在住のフリーライター。専門は夫婦関係とモラル・ハラスメント。子ども2人と愛猫が日々の癒し。