年も明けて自動車業界は決算ムードとなりつつあります。

一般的にディーラーでは決算期は3月で、各社は3月末までに1台でも多く販売台数を伸ばすべく様々な施策を行っています。

車の決算と聞くと「安く買える」のが消費者にとって一番のメリットですが、じつは新車を購入しようとする場合、3月から動きだすのでは遅いのです

そこで今回は、決算期に新車を買う場合に「損をしないための方法と立ち回り方」をディーラー目線で解説していきます。

「3月末までに契約」は間違い

まずは消費者と販売店サイドの認識の違いから解説していきます。

消費者からすると「3月31日までに契約すれば決算に反映されるのでは」と考えてしまいますが、販売店サイドでは「3月31日までに“登録”すると決算に反映」という認識です。

ここでいう登録とは「ナンバープレートの取得」のことを意味し、注文した新車の完成とナンバー取得に必要な書類の完備が登録の必須条件となります。