しかし、役員以外のお母さんたちが無駄な時間を過ごさなくていいよう配慮できたものの、役員の集まりで発生する“何もしない時間”がなくなることはありませんでした。園児たちへ渡すプレゼントのラッピングをするために集まったときも、予定より早く作り終えたため、そのまま帰れるのかと思いきや何となくまだ帰れない雰囲気が…。何もすることがないのに、まだその場にいないといけないことに対して“時間の無駄”と感じてしまうのは、筆者だけなのか不思議でした。

仕事をしているしていないに関わらず、家事に育児にと世の女性たちはフルで動き回っているはず。もちろん筆者も、他の役員さんたちとコミュニケーションを取りたくないわけではありません。

問題は、“その時間、本当に必要?”と思う機会が、少し多すぎるんじゃないかということ。解決策は見いだせないまま我が子の卒園を迎えてしまいそうですが、小学校の保護者会でも同じようなことが起きてしまうのではないかと、すでに不安を覚えています。

保護者会の時間は有意義に過ごしたい

保護者会の役員に進んで立候補する人が少ないのは、できるだけ他のことに時間を使いたいと考えている人が多いのでしょう。もう少し要領よく効率をアップして、集まる時間や回数を減らすことができれば、役員を引き受けてもいいという人が増えるのではないかと感じました。

子どもが通う園の役員になれるのは、生きているうちに何度とない機会です。自ら立候補してやってみたいと思えるような保護者会が、増えていけばいいなと思います。

川西 まあさ