さらに初めて解く過去問は、それを解く前に各教科どれくらいの時間配分で解くか、計画を立ててから挑みましょう。開始時間や休憩時間もわかっている場合は、同じように想定して解いてみるとより効果的。復習は知識を入れ直すこともそうですが、それを自力で頭から出すことができるトレーニングを指します。
教科に合わせて戦略を練ることができるように、計画を立てる練習をする効果も過去問にはあるのです。本番前の時間、本番の休憩中なども有効に受験本番に挑みましょう。
保護者に必要なサポートとは
受験を控え、受験生以上に焦りや不安を抱えている保護者も多いかもしれません。けれど受験本番でがんばるのはあくまでも子どもたちです。
そのため保護者は、本番に子どもが最大限に力を発揮できるようにサポートすることが最も大切です。必要以上に不安な様子を見せないよう、保護者自身も安心できるような準備や心構えを徹底しましょう。準備としては入試までに、受験票や書類、当日の持ち物に不足がないかチェックするなど、当たり前のことに見落としがないように気をつけましょう。
紙に書いてリスト化するなど、目に見えるようにしておくと頭の中も整理できるのでオススメです。また入試当日の交通情報も調べておきましょう。冬の時期なので雪などの悪天候や遅延も想定して、会場には集合時間の30分前くらいにはつくように余裕をもって考えておくと安心です。
また受験直前のケアに加え受験を終えた直後、次の受験を控える子どもをケアするのも保護者の大切な役割です。
その日の出来に手応えがなく落ち込んでしまった子どもは、その心境をひきずってしまい、次の受験でも実力を発揮できない可能性があります。その場合はテストの振り返りよりも、次の受験に向け気持ちを切り替えることを最優先させましょう。
また受験日程が詰まっていて体力が心配な子どもに関しても、テストの検証よりもしっかりと睡眠を取らせ、次に備えることが重要です。