そのため受験直前では「不安要素を取り除くこと」そして「これまで勉強してきた知識をどうやって本番に使っていくか整理すること」がポイントになってきます。これら2つのポイントをクリアするには、志望校や偏差値の近い学校の過去問を解くことが必要になります。
過去問はこれまで学んできた知識を使えば解けるものですが、実際の問題形式になっているため想定外の思わぬミスをしてしまう場合があります。この ”想定外のミス” が中学受験では合否に大きな影響を与えます。間違えてしまった箇所は集中的に繰り返しの見直しを行います。
これまで間違えてしまった問題をまとめたノートなどを作ってもいいかもしれません。過去問を使った復習で不安要素を徹底的になくしていきましょう。ただし闇雲に過去問を進めていくだけではいけません。あまりにもギリギリのタイミングで解くと、新しい不安要素が生じかねません。
中学受験は満点で合格する必要がないことを忘れずに、本当に直前期になったら正解できる問題を確実に取ることに目を向けていきましょう。目安としては触れたことのない過去問は、立て直しのきく1週間前までに解いておくのがいいでしょう。