もちろん費用は安くないですが、困ったときに頼めるオプションが多ければ、仕事をしていても精神的に楽になるのは間違いありません。
また、もし自分の親が近くに住んでいて、健康で時間にも余裕がある状況ならば、親をベビーシッターとして雇うのも一つの案でしょう。愛情を持って見てもらえる人に子どもを任せられるわけですし、お給料を払うことで親にとっても金銭的にプラスです。
親子間の給料の支払いについて、後ろめたく思う必要はありません。今の20代~40代は、キャリアの継続が経済的にも不可欠なのです。
親に頼めないのであれば、 キャリア継続をあきらめるか、外部のベビーシッターにお金をかけるだけです。どちらを選択しても経済損失はあるわけですから、孫の面倒を依頼した、もしくは依頼されたときに雇用関係を提案することは、理不尽ではなく、むしろ合理的なのです。
今は家事における男女の役割に差がなくなってきています。加えて、これからは、家事の外部委託も取り入れる時代です。それによって、専業主婦(主夫)が外で働き、家族合算の給料が増えて、家事の外部委託費用(家事代行サービス費用)も賄えるのであれば、外で働くほうが合理的です。
プロの専業主婦(主夫)になる意識がないなら、資産形成だと思って外で働くことを検討するべきでしょう。
ルール:家事代行サービスを頼んで、合理的に働こう
垣屋 美智子