特に教えたわけでもないのに、やっぱり女の子ってオシャレが好きなんだなぁ…と思った筆者。娘の友人もみな、オシャレに興味を持ち始めたようで、お互いのファッションや髪ゴムなどを褒めあったり、休み時間にお友達同士でヘアアレンジを楽しんだりしているようです。娘もご多分にもれず、余り毛糸でお友達とおそろいのミサンガを編んだり、自由帳に自分で考えたコーディネイトをスケッチしたり、できる範囲のオシャレを満喫しており、筆者はそれをほほえましく眺めています。

しかし、小学校低学年のうちから「オシャレに興味を持つ」ことに眉をひそめる人も、少なからずいるようです。

オシャレに興味を持つのは悪いこと?

筆者と同じく、小学校2年生の女の子を持つDさんは、ため息交じりにこう話してくれました。
「うちの娘は最近、お友達の影響でオシャレに興味を持ち始めました。かと言って、服を何着も欲しがるわけではありませんし、メイクをするわけでもありません。せいぜい手持ちの洋服で、自分なりにコーディネイトを楽しんだり、休日にお湯でオフできるマニキュアを自分で塗って満足したりしている程度。でも、それをよく思わない人もいるんですね」

きっかけは義実家に行ったときのこと。娘さんがマニキュアを塗った爪を得意げにお姑さんに見せたときのことです。「義母さんの顔色がさっと変わって…。『まだ小さいのにマニキュアなんか塗って、ませている。まだまだオシャレに興味を持つ年頃じゃないし、可愛くない、すぐに落としなさい。まさか学校にもつけていってるんじゃないでしょうね!』と言い放ったんです。