だからといって、「何か話さなきゃ」と思うと余計に話題がでてこない、というのもよくある話。また、ようやく口に出した話題も「今日○○な出来事があった」「今日、子どもが○○をした」という報告ばかりで、相手は「あ、そう」。せっかく話題を振ったのに、会話する気がないんならもういい!と気分を害して終了。次第に話題を見つけるのも億劫になり…というパターンに陥る夫婦も少なくありません。
しかし、やはりこの先も長く一緒にいる相手ですから、できるだけ楽しく居心地がいい時間を共有したい、と思うのが本音ではないでしょうか。思い出してみてください。昔、どうしてあんなに会話が途切れなかったのか?いつまでも話ができていたのか?それは会話が「義務」ではなく、相手に話したいことがたくさんあったからではないでしょうか?また、相手の話を聞きたい!という気持ちが強かったからではないでしょうか?
「ありがとう」「お疲れさま」から始めてみては
その場を取り繕うための会話は余計に疲れてしまいますし、長続きしません。大切なのは、自然にお互いのことが話せるような関係になること。
何を話していいのかわからない、何も話すことがない…。そんなときは無理して話題を見つけなくてもいいと思います。ただ一言、お帰りなさい、おやすみなさい、のあいさつの後に「今日もお疲れさまでした」「いつもありがとう」のいたわりの一言を添えることから始めてみるのはいかがですか?
そこから少しずつ、会話が増えていくかもしれませんよ。
大中 千景