「他の園はもっと保育士さんが一生懸命で熱心。あの園は全体的にゆるいから、このまま小学校入園前までいさせるのは不安」「あの園はトイレトレーニングもあんまりやらせないから、なかなかオムツ取れないよ。他のママ友も『トイトレはお家でやってください』って保育士さんに言われてた」と、保育園への不満が飛び出します。
Aさんは子どもたちを2人とも、車で5分ほどのところにある学校法人が運営する認可保育園に入れるため、転園希望を出しているとのこと。そして、「やっぱり幼稚園みたいな保育園がいい」と言っていました。
保育園に求める要求が多すぎるのでは?
筆者たちが住んでいるのは、東京郊外の住宅街。年々人口も増えているため待機児童も多く、「第10希望まで書いて、ようやく徒歩で20分行ったところの保育園に入園できた」というママ友も少なくありません。
筆者は正直、「働いているのだから、近所の保育園で子どもを預けられているだけでありがたい」という立場です。のびのびとゆるい保育園バンザイ。教育やしつけは家で頑張り、保育園では子どもがたくさん遊んで体を動かして健康的な生活を送られれば、それで十分ではないかと考えています。
そのため、毎日食事やオムツ替え、お昼寝など生活面はもちろんのこと、日々さまざまな遊びをしてくれる保育士さんに感謝でいっぱい。自分でペンすら握れない0歳児の思い出をなんとか残そうと、手形がたくさん押された季節の工作物を持ち帰るたびに、「これは子どもの作品ではなく保育士さんの作品!」という気持ちになっています。