ローソン
ローソンの日本第一号店は、1975年開店、大阪府豊中市の「桜塚店」です。全国展開のペースも非常に早く、1997年には、業界で初めて全都道府県への出店を完了しました。
1989年にサンチェーンと合併し、2008年に新鮮組本部とフランチャイズ契約し、同2008年に九九プラスを連結子会社化しました。
また、2014年にポプラと2016年にスリーエフと資本業務提携し、2017年にセーブオンとメガフランチャイズ契約するなど、提携戦略を中心に大きく店舗数を伸ばしました。
お膝元である関西、特に大阪出身の方々からすれば、コンビニと言えばローソンのイメージが強いのではないでしょうか。
しかしながら、今や、大阪においての店舗数は、セブンイレブン・ファミリーマートの後塵を拝し、第3位となっています。このコンビニ「大阪の陣」におけるローソンの3位転落は、関西では大きな話題になりました。
おわりに
自前の店舗網で拡大したセブンイレブンに対し、合併や提携で店舗数を伸ばしたファミリーマートやローソン。現在の国内コンビニ店舗網は、この三大チェーンに集約されつつあります。
コンビニ業界では、最近は長時間労働や食品廃棄ロス問題など様々な課題も話題となっており、今後も各社の動向に注目したいと思います。
【参考】
セブンイレブン
ファミリーマート
ローソン
ミニストップ
デイリーヤマザキ
セイコーマート
(※)「都道府県別統計とランキングで見る県民性『コンビニ勢力図(2019年)』」
広瀬 まき