確かに、奥さんとお金に対する価値観や考え方が異なる場合は伝えると諍いになることもありますよね。Aさんは「隠し事しておいて迷惑はかけられないから、子どもが生まれてからは余裕資金で失ってもいいと思える金額しかやらないようになった」と話していました。

浪費癖のある夫にヒミツにしていること

ある人材会社で働く30代のBさん。旦那さんとは以前、同じ職場で働いていたという同い年のおしどり夫婦です。旦那さんは穏やかな性格で、仕事で忙しいBさんのことも理解してくれると言います。今のところ子どもをつくる予定はなく、お互いに自由な生活を楽しんでいるのだそう。そんなBさんが旦那さんにヒミツにしているのは、自身の貯金残高です。

「実は、意外と貯金残高が多いことをナイショにしている。親の方針で、大学まで私学に行ったときのことを考えて教育資金を貯めていてくれたけれど、私自身は全て公立の学校へ進学。大学までお金がそれほどかからなかったということで、残った分を『何かあったときのために』と私に託してくれた」と言います。

また、「自分も堅実なタイプで新卒1年目からコツコツ貯めてきたし、20代の頃に友達と願掛けで買った宝くじで地味になかなか貯められないような金額が当たったのもある。正直こんなにツイている人ってほかにあまりいないと思うし、旦那は結構浪費癖があるから言えない」とのこと。

これは確かに、人にはなかなか話せないようなことですね。Bさんは、「旦那に話したら舞い上がって使ってしまいそうだから、よっぽどのことがない限り言うことはないと思う。将来旦那や自分、子どもが病気になったり、ケガをしたりしたときなど、本当に『いざというとき』のために取っておく」と話していました。