一般的に、女性は出産・育児というライフイベントがあるため、仕事を中断しなければいけない期間が出てきてしまいます。そのため、マミートラックにハマってしまったり、一度仕事を辞めてブランクができてしまえば非正規でしか雇用されなくなったりして、男性のように収入が右上がりに増えていくのは難しいのが現実です。

このような理由から、女性の収入は男性に比べて少ないことが多いですが「男性の方が年収が高いのだから家事は女性の方が多く負担するべき」と考える夫もいるようです。しかし、男性が順調に仕事を続けられるのは、妻が自分の時間やキャリアを犠牲に出産や子育てをしているからでもあります。

たとえ職場に理解があり、時短勤務などができたとしても、家事・育児・仕事の役割をすべて完璧にこなすことは困難で、キャパオーバーになってしまう可能性もあるでしょう。夫は年収が自分の方が高いのは妻の支えがあるからということを理解して家事参加に積極的にならなければ、早かれ遅かれ夫婦仲に亀裂が生まれてしまうのではないでしょうか。

どうすれば夫が動いてくれるようになるの?

「あなたも少しは家事を手伝ってよ」と言ったところで、何をすれば分からなければなかなか動いてくれないものです。夫に家事を依頼する時は「週末はトイレ掃除をして欲しい」「平日は夕食後の食器洗いの担当をして欲しい」など具体的に頼むと夫も動いてくれる可能性が高くなるでしょう。