また、このような子供達はおこられて育ったのかもしれません。子供は勉強だけでなく身の回りのことをするのに時間がかかるし同じ失敗を何度もします。優しく伝えられたらよかったものの、親も必死なあまりカっとなってしまうものだから子供は「またおこられる」と縮こまってしまうようになったと思われます。人が見ている前でおこるのもよくないです。親との信頼関係も自己肯定感に影響を与えているような気がします。

謙譲する習慣があるからかもしれませんが、日本人は比較的自己肯定感が低いとも言われています。子供が自信を持って何事にも取り組み、それをあたたかく見守る雰囲気づくりは必要です。

「受け身」では覚えられない

「覚え方を教えてほしい」と相談を受けることがありますが、覚えるためにはやはりたくさん書いたり声に出したりするしかありません。そしてさらに大切なことは「英単語を10回ずつ書いて覚えよう」「竹取物語を読んで暗唱するぞ」と自ら言い聞かせることです。ちょっとした「覚悟」を持てるかどうかです。

ところが、いやいや書いていたりやらされた感が強く残っていたりすると、10回書こうが100回書こうが覚えられないものはいつまでたっても覚えられない。「受け身」になってしまっているからです。