・主人が転勤族で専業主婦です。子どもはいません。主人が、私が働くことを嫌がりましたし、もともと人づきあいが苦手だったこともあって、数年したらまた新しい環境…という生活を繰り返しているうちに、ほとんど家から出ないという状態が定着してしまいました。近所に知り合いはいませんし、主人の仕事は多忙で、誰とも会話せずに就寝する日も多々あります。ひきこもりといえば、ひきこもりかもしれませんね…。(既婚女性)
・勤続15年目にして、あまり経験のない部署の中間管理職に抜擢されました。「他部署での経験をもとに業務改善を」という社の方針による昇進でしたが、いざ仕事をはじめてみると、部下からの風当たりが強く、仕事が思うように進みませんでした。とはいえ、上からのプレッシャーもすごく、誰にも相談できないでいるうちにうつ病を発症。そのままひきこもりに…。(既婚男性)
「ひきこもり」生活を支える同居家族。親が年金暮らしになったら…?
前述の『生活状況に関する調査(平成30年度)』によれば、広義のひきこもりである人がいる家庭の主な生計者は、父が21.3%、母が12.8%。実に、計34.1%が父か母に支えてもらう生活を送っているという調査結果が出ています。
調査対象が40歳以上ということを考えると、その父や母は高齢者であり、その多くが年金受給者であると考えられます。
では、そもそも年金はいくらぐらい支給されるものなのでしょうか?