一つ目は「自分の成功体験を教えたい」派。息子や娘が有名高校や有名大学に進学し、自分の育児が成功だったと考えるタイプがこの行動にでているようです。一方、その逆ともいえるのが「自分がやり残した後悔を孫でリベンジ」派です。

このタイプは現役時代思うように子育てができなかったため、お金や時間が自由になった今、目の前にいる孫を使って「かつて自分がやりたくてもできなかった育児」を成し遂げようというタイプ。その気持ちはわからなくはないですが、子供を育てているのはあくまで父・母である自分たちです。我が子を使ってかつての夢を果たされてはたまったものではありません。

まとめ

真心や情熱をもって孫と接しているにも関わらず、どこかその気持ちがずれることで生じる「残念なじいじ・ばあば」。子育てをしている夫婦をサポートしてくれるのであれば心強い存在ではありますが、その距離感を間違えるとストレスの原因にもなってしまうようです。

本来、子育ては夫婦の考えに沿い、その子に合うよう行っていくものです。祖父母に気をつかい、思い描いていたものと違っていては、大切なお孫さんたちもかわいそうですよね。せっかくお金や労力をかけるのであれば、みんなが喜ばれるものでありたいものです。

祖父母は、育児の主役である両親や子供本人をしっかりと見つめ、本当にその「好意」が喜ばれているものなのか?今一度考えてみてもいいかもしれません。また、両親も祖父母に遠慮せず、温かく見守ってもらえるようコミュニケーションを取ることも大切なのではないでしょうか。

LIMO編集部