米・イラン情勢で相場が動揺!? でも地政学リスクにアタフタしすぎる必要はない理由

年明けから中東情勢に緊張が走る

新年から、米国のイランに対する軍事攻撃による緊張が走りました。みなさんは報道でその状況をフォローされていると思いますが、何も年初に攻撃を行わなくても、と思う方がほとんどだと思います。しかも、世界の株式市場が“大発会”直後にもかかわらず、です。

もっとも、こうした軍事的攻撃は相手の間隙を狙って行わないと効果はありませんから、金融市場に与えるショックもそれなりに大きいのです。

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2016年来の米中貿易問題に片が付きそうだという矢先に、2020年初頭も再び地政学リスクに苛まれる投資家にとって、この手のイベントは好ましいものではないでしょう。

もっとも、こういうイベントがあると察してあらかじめ原油や金を買っていた投資家はウハウハでしょうが、なかなかそうは読めるものではありません。

では、こうした地政学リスクに端を発する相場変動にどうすれば対処できるのでしょうか。対処するとは、うまくそのリスクを察知して買いポジションを利益確定させるとか、売りポジションを予め作成しておくとか、そういう意味です。

残念ながら、筆者の考えではほとんどの投資家は対処ができないと考えています。これは、プロである機関投資家、個人投資家に関わらず難しいことです。

むしろ投資家の資金を投資しなければならない機関投資家は、かならず何らかの資産クラスに投資しなければならないわけですから、相場が下落した際のダメージは個人投資家の比ではないはずです。

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太田 創
  • 太田 創
  • 一般社団法人日本つみたて投資協会
  • 代表理事

関西学院大学卒。1985年、三菱銀行入行。1988年より約10年間、ロンドンおよびサンパウロで資金為替・デリバティブ等の運用、投資信託の管理業務に携わる。
その後、2000年からシティグループ(米)、UBS(スイス)、フィデリティ(米)、GCIにおいて投資信託のマーケティング・商品企画を統括。現在は一般社団法人日本つみたて投資協会・代表理事。
主要な著書には、『ETF投資入門 』(日経BP 2008年)、『お金持ち入門』(実業之日本社 2015年 共著)、『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』(かんき出版 2019年)などがある。