資産家とそうでない人の違いはたった一つ。前者はお金にはたらかせ、後者はお金のためにはたらいている、と言われています。筆者もメガバンクで働く中、多くの経営者と接して、お金をパートナーのように扱う富裕層と、お金の奴隷になっている一般人との違いを痛感しました。

親が金持ちでないと自分もそうなれない、そんな思い込みは不要です。お金持ちの家の子が大きくなっても裕福なのは、ほったらかしでお金を貯める仕組みを知っていることが大きな理由の一つ。

そんな夢のような仕組みを整えることが、現在では可能になりました。逆に知っているのと知らないのとでは大きな差が生まれてくるのも、この仕組みの作り方。難しいことは一切ないので、2つに分けてご説明します。

1. 給料の2割を投資にまわす

まず給料の2割を毎月、積み立てて投資します。

お金の使い方は増やしたあとで考えれば大丈夫。そもそも私たちが働く大きな目的も、お金を増やすこと。効率的に増やして、自由に使えばいいのです。汗水垂らして働いたお金だけが尊いわけではなく、お金の価値は皆同じです。

投資を始めるには証券会社に口座を開く必要がありますが、どこににすればいいか悩む方は、ネット証券で少しでも馴染みのあるところで、とりあえず開設してみましょう。たとえば楽天カードユーザーは楽天証券、Tポイントを使っている方はSBI証券など、最初はそれほど会社にこだわらなくても大丈夫です。

金融機関が空いている平日日中に時間がない方も、ネット証券なら簡単に口座開設できるので、店舗に出向く必要はありません。むしろ何も知らない初心者が金融機関を訪れると、顧客から手数料を取ることを生業としている彼らから手数料の高い商品を売られてしまうこともありえます。