何に投資したら良いか分からない方は、どの証券会社でも人気ランキングを公表しているので、そこから選ぶのもいですね。運用商品は、自分が内容を理解できて、損得を計算できるもののみ購入しましょう。金融機関での相談は、無料でもしないほうが吉。彼らとの関わりが深まれば深まるほど、コストは膨らみます。

いきなり給料の2割を投資にまわすことに不安を覚える方は、まず収入の8割で暮らすことを目標にしつつ、1割から始めてみてはいかがでしょうか。

2. 現金を使わない

次に、現金を使わない生活を送りましょう。

クレジットカード、Suicaなどの電子マネー、ペイペイを始めとしたスマホ決済アプリの中から、生活圏内で使いやすそうなものを選んでください。そして、MoneyFowardなどの家計簿アプリと連動させ、お金を何に使ったか記録が残るようにします。

すると、収入に対して住居費が3割にもなっているとか、意図しない外食が多いとか、お酒やタバコに出費しすぎているとか、課題が見えてきます。FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのも手ですが、まず現状把握をしないことには相談もできません。

また、家計の相談をした相手から、生命保険や運用商品は買ってはいけません。お金については「相談する相手」と「購入する相手」を分けることが肝です。お金の運用で最も危険なのは、市場のリスクよりも人間なのです。