塾で仕事をしていた方にお話を伺ったところ「塾には一定数の富裕層の子息は通っている。しかし、その子供たちの中にも二極化は見られる」とのお話をしてくれました。詳しく聞くと「金銭的に恵まれていても、親が子供との関りを好まない家の子は学力があまり高くない。親から関心を持たれていない子ほど学習意欲を持っていない傾向を感じる」とのこと。どうやら、お金をかけるだけで子供のことを見ていない家の子供は学習に喜びを感じていない様なのです。

また、「成績をあげろとだけ言って何もしてくれない母親が嫌い」という悩みを抱える生徒さんもいるそうです。確かに、親としてはお金をかけることで安心してしまうところはあります。それに対し、子供たちは「お金をかけることよりも愛情をかけること」を望んでいるようです。

まとめ

自分の子供に対し、親はどうしても夢や理想を押し付けがちです。しかし、思い通りにいかないからと子供に辛くあたったりすることは、子供のことを考えている行動とはとてもいえません。

子供は親から認められたり、励まされるのが大好きです。お金をかけなくても、そういったことの積み重ねで子供の好奇心を伸ばしていくことは可能なのではないでしょうか。

「うちはお金がないから」というのは悲しいようですが、楽な選択肢でもあります。習い事をするのにはお金は必要ですが、愛情をかけることにお金はかかりません。まずは、否定的な言葉を避け、子供と一緒に図書館でお気に入りの一冊を見つけにいくことから始めてみてはいかがでしょうか。

LIMO編集部