怒鳴ってコントロールする

親が怒っていると子供は仕方なくやることはやります。しかし、それは本当に「仕方なく」です。勉強する理由が「怒られたくないから」になってしまっては、学ぶことの楽しさや勉強する意義などを見いだせるわけがありません。また、いつ怒り出すかわからない親に育てられていると、いつも親の顔色を窺い指示を待つ子供になってしまうことも。

長々と説教をする

人の集中力は3分程度といわれています。5分以上同じような話をくどくどとされても頭に入らず、結果としてまた同じことを繰り返す傾向にあります。どんなに心を込めて長く説明しても、相手が聞いていないのでは意味がありません。それどころか、普段から長々叱られ慣れてしまうと、相手の話を聞き流すクセがついてしまうこともあります。また、長いお説教の中に脅しを入れるのもNGです。「このままでは行ける高校などない」など言われ続けていてはモチベーションも上がりません。注意したいことがあるのであれば、必要なことだけを3分以内で伝える様心がけましょう。

子供の行動を待てない

大人に自分のペースがあるように、子供たちにも自分なりのペースや順序というものがあります。それを理解せず「早くしなさい」「みんなと同じようにできないの」などというのは、子供に寄り添っている態度ではありません。また、言葉で責めなくても、モタモタした子供を待てず、本来やるべきことを親がやってしまうことも子供の学んだり経験したりする機会を奪っています。「やろうと思ったのに」は子供の言い訳の定番のように聞こえますが、じっくりと待つことで得られるものもあるということを、一度考えてみてもいのではないでしょうか。

お金をかけるだけが愛情ではない?

近年、以前にも増して子供たちの学力が二極化してきていると言われています。幼児教育や進学塾などを利用するにはそれなりの費用が必要です。その費用をかけられる家の子供程学力が高いといわれていますが、実際はそうとばかりは言えないようです。