そのような中、日経平均株価は上値が重い展開のまま、大引けに掛けて売りに押される展開となりました。

寄り付き直後は一時+42円高となりましたが、その後は前日終値を挟む攻防となりました。しかし、後場の半ば過ぎから売りが優勢となり、そのまま安値引けで終わっています。

ちなみに、この日は12月決算企業の配当落ち日であり、それによる下落影響が約▲50円ほどあったと推察されています。

なお、TOPIXは終日プラス圏で推移し、売りに押された最後もマイナス圏へ沈むことなく小幅続伸となりました。

東証マザーズ株価指数は4日続伸、売買代金は13日連続で1,000億円を上回る

東証マザーズの出来高は7,285万株、売買代金1,260億円となり、いずれも前日より減少しました。

先々週から始まった年内のIPOラッシュを受け、個人投資家の資金移動が激しさを増しており、売買代金は13日連続で1,000億円を上回りました。12月上旬までの薄商いが嘘のような活況となっています。

また、株価指数も4日続伸となり、徐々にではありますが900ポイント台を固めつつあります。

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個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)が大幅安となり、第一三共(4568)や大塚ホールディングス(4578)など医薬品株の一角も売られました。

また、配当落ち日に伴う下落も多く見られ、キヤノン(7751)、ヤマハ発動機(7272)、ブリヂストン(5108)、JT(2914)などがいずれも大幅下落となっています。