一方、前日にJ.フロント リテイリング(3086)からのTOB(公開買い付け)による完全子会社化が発表されたパルコ(8251)が+22%弱高のストップ高で引け、そのJ.フロント リテイリングも一時+6%高へ急騰しました。

また、傘下のステーキ事業「フォルクス」の売却を発表した吉野家ホールディングス(9861)が高値引けで年初来高値を更新しました。

他方、傘下にある「いきなりステーキ」の売上不振による大量閉店が明らかとなったペッパーフードサービス(3053)は再び年初来安値を更新しています。株式市場では、ステーキは嫌われているのでしょうか。筆者は大好きですが。

その他では、ハイテク株で電子部品株が買われ、村田製作所(6981)が年初来高値を更新し、太陽誘電(6976)は4日連続の年初来高値更新となったのが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、直近に新規上場となったランサーズ(4484)がストップ高となりましたが、マクアケ(4479)は利益確定売りに押されて値を下げました。

一方、1か月前の新規上場にもかかわらず早くも業績下方修正を発表したトゥエンティーフォーセブン(7074)が下げ止まらず、連日で安値を更新しています。

葛西 裕一