カプコン、2Qはデジタルコンテンツ事業を中心に減収も営業益増 リピートタイトルの販売が順調

2019年10月29日に行われた、株式会社カプコン2020年3月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社カプコン 取締役専務執行役員/最高財務責任者(CFO) 野村謙吉 氏

2-1. 第2四半期 決算ハイライト(連結業績②)

野村:お集まりいただきましてありがとうございます。本日、取締役会において、中間決算の決議を得たため公表いたします。詳細はのちほどご報告しますが、一言で申し上げますと減収増益となりました。

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とりわけ営業利益につきましては、前年対比33.2パーセントの増益ということで、2018年の中間期に続いて、一応中間期としての最高益は更新したという状況でございます。

この状況を受け、中間配当につきましては、期初の予想では15円配当と発表しておりましたが、5円増配して20円配当ということで増配いたします。

年間配当においても期末20円をそのままとしますので、年間35円配当を40円配当に増配するという決議も得たため、併せたご報告を申し上げます。

売上高372億7,200万円ということで、こちらは冒頭申し上げましたように、前年同期対比で14パーセントの減収となりました。一方、営業利益は129億9,200万円ということで33.2パーセントの増益、経常利益は140億200万円で36パーセントの増益、四半期純利益におきましては98億4,600万円で43.7パーセントの増益となりました。

これを受け、中間期時点での1株当たり四半期純利益は92円23銭となっています。

財政状態です。総資産は1,313億7,700万円でした。3月末対比で約80億円増加しております。一方、純資産は957億3,000万円で、こちらも約70億円増加し、自己資本比率は72.9パーセントと、3月時点に比べて1パーセントほど上昇したという状況です。のちほど、バランスシートのところで簡単にご説明します。

配当につきましては先ほど申し上げましたが、この中間配当に20円とし、年間で10円の配当予想と発表しています。

なお、通期の業績予想については変更がありません。

3-1. デジタルコンテンツ事業 上期実績(1)

全般的に申し上げて、当社のコアビジネスであるデジタルコンテンツについて、これまでと同様にデジタル販売の比率の上昇を受け、リピートタイトルが順調に推移したということがあります。

それから、第1四半期にすでにご報告申し上げましたが、一過性のライセンスや契約金の計上も寄与し、収益的には一応プラスになっています。

リピートタイトルが増えるということについて、とくに今期においてはすでに制作に伴った開発原価をすべて回収し終わりました。従って、小売価格を下げたとしてもコストの部分で大きく減少しているということなので、だいたい60億円の減少に対して原価でほぼ100億円の減少となりました。これが増益に寄与したという構造です。

3-1. デジタルコンテンツ事業 上期実績(2)

2018年1月に「モンスターハンターワールド」を発売し、その「モンスターハンターワールド」の大型拡張コンテンツとして9月6日に「モンスターハンターワールド:アイスボーン」を発売しました。こちらは9月末までで280万本という実績になっています。

「モンスターハンターワールド」そのものも、この上期も順調にリピートタイトルとして続伸している「モンスターハンターワールド:アイスボーン」についても、「モンスターハンターワールド」のユーザーの方々がそのシナリオを終えた段階で移行してくるということで、じっくりと長く売っていけるタイトルに育つものと期待しています。

3-2. アミューズメント施設事業 上期実績

それから他の事業ですが、アミューズメント施設事業は個別のイベントや集客施策、またその施設とタイアップした施策が功を奏しまして、順調に推移いたしました。

この上期においては池袋と藤井寺に新たな店舗を出店し、39店舗となっています。

あとはアミューズメント機器事業、とくにパチスロビジネスですが、上期はライセンス収入のみという状況で推移いたしました。

3-4. その他事業 上期実績

その他事業については、とくにライセンスとeスポーツですが、依然としてeスポーツは費用先行という状況は変わっておりません。ライセンス収入が順調に拡大し、その他事業は増加しているというのが全体的な状況です。

2-2. 第2四半期 決算ハイライト(財務状況)

バランスシートについてですが、総資産としては約80億円増加しています。内訳としては、ゲームの制作勘定であるゲームソフト仕掛品で50億円強増加しました。これは将来に向かってのコンテンツ制作がその分進んだということで、ゲームソフト仕掛品の残高としては222億円ほどになっています。

こちらはだいたい年間の開発原価で、販売を開始した時に計上される金額とほぼイコールということで、期中としてはこの程度の増加はとくに問題視しておりません。

3月末の売掛金回収も順調に進み、債権の減が10億円ほど、それと利益を合わせまして、現預金が約47億円増加ということになっております。

それから負債純資産ですが、こちらはほぼ80億円のうち70億円が純資産合計の増加ということで、あとは債務勘定のところで10億円ほどの増加となっております。

全般的に当期の業績予想に対しては巡航モードで順調に進展しているという状況での中間決算になりました。

以上、ご報告です。ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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