泣く子を放置する夫に「イラッ!」とする瞬間に夫が考えていること

ビジネス、今日のひとネタ

夫婦とはいえ、もともとは他人同士。育ってきた環境や経験、子どもへの視点も違います。そのため、子育て中の夫婦の間で、考え方がすれ違ってしまうのはよくあることです。

「ワンオペ育児」というのは、ご存じの方も多いと思いますが、もともとコンビニや飲食店などの1人勤務=「ワンオペレーション」から派生した言葉。家事も(場合によっては仕事も)育児もすべて1人でこなさなければいけないような過酷な状況を指して、こう呼ばれるようになりました。

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「ワンオペ」を強いられるのは、多くの場合、妻のほう。特に、夫の単身赴任や入院のように「物理的にいない」場合ならまだしも、夫がそこにいるのに「実質ワンオペ育児」「精神的ワンオペ育児」になっていることが許せない! という妻の怒りや嘆きの声が、ネット上ではあちこちで見られます。とはいえ、夫のほうも確信犯的に育児参加をしていない人は少数派で、大半が「状況に気づいていない」人なのではないでしょうか。

この記事では、夫婦ですれ違いやすい「泣いている赤ちゃんをどうするか」ということを中心に、妻と夫の「それぞれの言い分」をまとめてみました。

「自分の子供でしょ?」

「自分は育児をちゃんと手伝っているから、うちはワンオペ育児じゃないよ」

そう思っている男性も多いかもしれませんが、妻である女性は本当にそう感じているのでしょうか?

実際、「自分は育児をちゃんと手伝っている」と考えている男性は少なくないようです。しかし、女性の中には、育児を「手伝う」という感覚からすでにイラッとするという人も多くいるようです。ネット上では、「育児を『手伝う』って何? 自分の子供でしょ?」といった声が数多く見られます。

このように「手伝う」姿勢で、育児にも慣れていないからか、男性の中には、次のように「泣いている赤ちゃんに困った経験」をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

「子供が泣いたときに自分があやしても全然泣き止まなかったのに、妻があやしたらすぐに泣き止んだ」
「うちの奥さんの体から何か赤ん坊が落ち着く電波でも出てるんか」
「ヨメが抱っこしたら息子は何事もなかったかのように泣きやんでヘコむ」

こうなると、「あやすのは妻に任せたくなってしまう」という人もいるかもしれません。

「いや、まず動いたら?」

このような状況に関して、最近Twitterで話題になっているツイートがあります。「なちゅ。@育児マストドンBabuu(@itacchiku)」さんが2019年12月17日に投稿したツイートには、次のようなことが書かれていました。

「いまテレビで『子供が泣いている→妻は家事で手が離せない→こんな時、夫は「子供が泣いてるよ」ではなく「こういう時ママじゃないと泣き止まないんだよね~」と言えば、妻をイラッとさせません』とか言ってるんですが!いや、めちゃめちゃイラッとするわ!泣き止まなくてもやるんだよ!!!!!!」

このツイートには、育児経験があると見られる女性から、多くの賛同の声が寄せられました。

「そこで『やっぱそうよね〜♪よーしママ張り切って子供の面倒見ながら家事をこなしちゃうわ♪』・・・となるとでも思ってるんでしょうかね」
「いや、まず動いたら?抱き上げたら?」
「泣き止まなくても頑張ってあやすか、せめて『ごめん、無理だ!家事代わるからお願い!』って言って」

妻のほうからは、ただ伝え方を変えるだけではなく、実際に「行動を起こすこと」を求められていることがわかります。赤ちゃんが泣き止まなくても、「せめて10分は立って抱っこしてて」という意見もありました。男性は「自分じゃ泣き止まないから」と何もしないのではなく、家事を代わるか、泣き止まなくてもあやすか、どちらかの行動をしたほうがいいかもしれませんね……。

男のほうが赤ちゃんの泣き声が気にならない!?

しかし、夫の側で赤ちゃんが泣いていても行動しない理由は、「自分じゃ泣き止まないから」と思うからだけではないようです。研究によると、母親の脳には、泣いている赤ちゃんの声に反応する特別な回路が存在し、そのため男性よりも泣き声に敏感なことがわかったそうです。「WIRED」の記事でも、この点について「妊娠すると女性の脳の構造は変化し、赤ちゃんに対してより共感できるように適応している可能性がある」といった解説がなされています。

逆にいえば、男性の脳は、女性ほどには「赤ちゃんの声」に反応しないということです。赤ちゃんが泣いていても泣き声がそこまで気にならないため、男性の中には「無事が確認できているなら、しばらく様子を見よう」という考えになる人もいるようです。ネット上では男性とみられる人から次のような意見も上がっていました。

「奥さんはちょっと敏感すぎるのではと思ってたけどこの話で納得いった」
「個人的には『赤ちゃんは泣くもの』という感覚もあるから妻ほど気にならないのかも」
「子供が生まれることで変化する夫との関係もぜひ研究していただきたい」

ワンオペ育児にならないために

このように、赤ちゃんの泣き声一つをとっても、男女で感じ方の違いがあったり、対処の仕方も違ったりすることがわかりました。

女性の側でも、泣いている赤ちゃんをそのままにしていることに「夫のほうにも何か理由があるのかも?」と考えてみると、よりわかり合える点があるかもしれません。一方で男性は、まずは「お手伝い」感覚を捨てて、積極的に育児に関わっていけば、赤ちゃんをあやすのにも慣れ、妻と負担を分け合って「実質ワンオペ育児」にはならないのではないでしょうか。

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2005年創業。ビジネス書・実用書を中心とした書籍出版や企業出版、メディア・コンテンツ事業、デザイン制作事業などを手がける。

主な刊行書籍に、20万部突破の『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』をはじめ、『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』 『起業家のように企業で働く』 『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』 『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』 『自分を変える習慣力』 『鬼速PDCA』など。