ところが数週間経ち、仕事が落ち着いたにも関わらず辛い症状は引かず…。そこで皮膚科を受診したところ、猫アレルギーと診断されたのです。Bさんにとっては、まさに青天の霹靂!なぜなら、Bさん夫婦は今年で結婚6年目。つまり、猫2匹と共に暮らしてきた6年もの間、1度もアレルギー症状なんて出たことがなかったのです。

医師からは、猫アレルギーも花粉や食物アレルギーと同様に、アレルゲンの許容範囲を超えた時点で発症する場合があること。そしてBさん宅は猫を放し飼いにしているため、部屋中どこにいてもアレルゲンに接触してしまうという環境を改善しなければならないことなどの説明を受けたそうです。

その後、猫用のゲージを用意しましたが、それまでゲージで生活したことのない猫たちは大きなストレスを感じている様子。現在は、大型の空気清浄機を購入したり、こまめに掃除を行ったりすることで少しでもアレルギー症状が出ない工夫をしているとのこと。Bさんの妻は、「これまでずっと家族の一員として暮らしてきたのに、突然の生活の変化に戸惑いしかない。でも一家の大黒柱である夫の健康は何より大事!一体、どうしたらいいの…。」と頭をかかえているそうです。

原因不明の体調不良は、ペットが原因のアレルギー反応かも!?

新しくペットを飼育しようとする際には、事前にアレルギーチェックなどを行うことができます。しかしパートナーが飼育していたペットは、家族の一員として受け入れざるを得ないケースがほとんど。アレルギーチェックを行うケースは稀でしょう。もし、あなたの家庭にパートナーが結婚前から飼育しているペットがいるなら、家族の体調不良の原因になる可能性もあることを念頭に置いておきましょう。
 

参考:

DIMSDRIVE(ディムスドライブ)「ペット」に関するアンケート

インコ生活〜飼い方・育て方の総合情報サイト「飼い主が注意したい鳥アレルギーの予防・対策

上田 みどり