またロドリゲス氏は、パワハラ上司に共通するものとして以下の3点を挙げています。

・気が小さく自信がない
・自分がリーダーの器でないと感じている
・高圧的でないと人は動いてくれないと感じている

パワハラ上司は、実は部下に対して「恐怖心」を感じており、そのため「肩書」を使って攻撃をするといいます。つまり、自分が優位なポジションを逆手に取り、高圧的な態度を取ることで部下をねじふせているそうなのです。

でも、わかっていても、攻撃を受ける一方だとメンタルがもちません。そこでおすすめなのが、「優位なポジションを崩すこと」だそうです。たとえば、パワハラ上司のさらに上司や役員に近づくのもひとつの手。「自分のパワハラが役員にバレるかも……」と上司が恐怖を感じるかもしれないからです。

ただ、役員に話しかけるのは、ハードルが高いと思う人もいるでしょう。でも意外に、趣味や好きなことの話であれば、役員などは部下と話してくれるものだそう。「〇〇さんの趣味のゴルフ、私も始めようと思っているんです。初心者はどんな道具を買ったらいいですか?」といったように話を振ってみましょう。ちなみに、パワハラ上司の前で話しかけるのがポイントだそうですよ。

まとめ

最近は「働き方改革」の影響で上司の役割が変化してきています。昔ながらの「上から目線」では、部下は離れていく傾向も。一方で、部下に対等な立場で接するデキる上司もたくさんいます。あなたがパワハラ上司に困っているようだったら、転職するなど、今の環境を離れるのもひとつの方法かもしれませんね。

参考:ロミオ・ロドリゲス Jr.氏の著書『仕事は嫌いじゃないけど、人間関係がめんどくさい!

LIMO編集部