そして、給料の振込や家賃、水道光熱費といった固定費の引き落とし、クレジットカードの利用代金の引き落としなどを、すべてその預金通帳にまとめます。
すると、通帳記帳をするだけで、1カ月の収入と支出、入出金があった日付や支払先、収支残高といった家計簿に必要な情報が預金通帳に記録されるため、自分で家計簿をつける手間がなくなるのです。
食費や日用品費、交際費などは記録されませんが、このような支出は「給料日にまとめて予算を引き出す」などルールを決めておけば、1カ月でいくら使ったかは把握できます。
決めた日以外に資金を引き出さないようにして予算内でやりくりするようにすれば、節約意識も身に付きますし、予算オーバーで赤字になることも防げるでしょう。
預金通帳で家計を管理する時のポイント
「預金通帳を家計簿代わりにする」という単純な管理方法ですが、実践する時に押さえておくとよいポイントがあります。
ポイント①:貯金だけは別の預金通帳に分ける
預金通帳を家計簿代わりにする時は、入金や引き落としをできる限り1つの預金通帳にまとめることが重要です。
複数の預金通帳に分けると、どの預金通帳にいくら入金され、どこにいくら支払っているのか、お金の流れが掴みにくくなってしまうからです。入金忘れで料金未払いを起こすなどのトラブルも起こりやすくなります。