そして夕方。仕事をすませ、再び長女の部屋をこっそり覗くと、やはり長女は悩み中。「こんなに長時間悩むなんて。もうこれは、ただ事ではない!」と焦り始めたその時、急に長女が「うわーっ!!」っと叫びだしました。「こんなん、わからん!どーしたらいい?明日渡さんとあかんのにいっ!」いつもは冷静な彼女の取り乱した様子に、びっくりするねこねこむさん。恐る恐る「あー、宿題?わからないの?」と聞いてみると、長女が1枚の紙を差し出してきました。

それは、なんと「プロフ帳」。年代によっては「サイン帳」という名で親しまれていた、カードタイプの紙に、生年月日や住所、電話番号といった個人情報と、カードにあらかじめ書かれている質問の答えを、友達に書き込んでもらって、ファイリングしておくというもの。どうやら、友達に「書いて。」と頼まれたはいいけれど、渡されたのが「好きな人は?」「好きな男の子のタイプは?」「理想のデートは?」といった、恋愛がらみの質問オンパレードのプロフ帳だったようで、そういうことにうとい長女は、何を記入すればいいのかわからず悩んでいた…というわけだったようです。

「いじめとか、勉強の遅れとかではなかったので、ホッとしたというのが本音ですけれど、プロフ帳の答えに丸一日悩んでいたというのも、それはそれで問題のような...。私もこれからは、娘が悩みすぎないタイミングで上手に話を聞いてあげたいなと思いました。ちなみに、プロフ帳の恋愛がらみの質問は、空白のまま渡したみたいです。」とねこねこむさん。まだ小学校3年生というのを考えると、恋愛欄は空欄でホッとしたような、複雑な気持ちでもあったのかもしれませんね。駄菓子屋さんの育児日記の第16話もお楽しみに!

【マンガ記事】駄菓子屋さんの育児日記!

お子さんとの時間を増やしたいという思いから駄菓子屋を始めたママ、ねこねこむさんと2人のお子さんの育児日記。珍事件続出の駄菓子屋ねこねこむさんの育児は、笑いあり涙あり、でもやっぱり笑っちゃう毎日です。

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