積立投信を始める

資格を取るのが億劫で、転職する予定のない方も、実は年収を上げる方法があります。ドルコスト平均法という、毎月一定額を投資し続けることです。「投資ってお金持ちの人がやるものでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、毎月500円や1000円でも投資はできます。

毎月同じ金額を継続的に積み立てると、投資信託の基準価額が高いときには購入する口数が少なく、低いときは多い口数を購入することになり、結果的に購入コストが平準化されます。つまり一度にまとめて購入すると高値で買ってしまうこともあり得るが、この手法なら長期的に安定した収益を得ることが期待できるというわけです。

ただし、上がったり下がったりしながらも中長期的には少しずつでも上がり続けるものであるということが条件になります。長期的に下がっていくものだと含み損を抱えることになってしまうからです。その点は注意が必要です。

今は国全体で投資を推進しており、「つみたてNISA」など、配当への税金がかからず、お得に資産運用ができる制度も整っています。資産運用とはつまり、お金に働いてもらうこと。オンライン証券で数日かからずに口座を開くことができるので、積立投資について調べてみてはいかがでしょうか。

まとめにかえて

育児休暇中は、今まで時間がなくて手を付けることができなかったことを見直すことで、年収を上げる優先順位をつける絶好のチャンス。

やってみたかった資格取得について調べてみたり、キャリアを見直してみたり、ドルコスト平均法のような投資をすることで放って置いてもお金が増える仕組みを作ってみたり、育児の合間に無理のない範囲でやってみてくださいね。

泉 彩