そのような中、日経平均株価は膠着感の強い値動きとなりました。寄り付き直後に一時+106円高まで上昇しましたが、買いは長続きせず、後場の半ばには一時▲5円安のマイナス圏へ沈む場面も見られました。

結局、最後はかろうじてプラス圏を維持する4日ぶりの反発で引けましたが、膠着感が強まったと言えそうです。

なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、最後までプラス圏へ浮上することなく4日続落となりました。中小型株を中心に売りが優勢だったようです。

東証マザーズ株価指数は3日ぶり反落、売買代金は9日連続で1,000億円を上回る

東証マザーズの出来高は7,720万株、売買代金1,336億円となりました。出来高は先週末並みでしたが、売買代金は減少しています。

先々週から始まった年内のIPOラッシュを受け、個人投資家の資金移動が激しさを増しており、売買代金は減ったものの9日連続で1,000億円を上回りました。

4日ぶりに1,500億円は下回りましたが、12月上旬までの薄商いが嘘のような活況となっています。なお、株価指数は3日ぶりの反落で引けました。

小野薬品工業が年初来安値を更新、ハイテク株ではNECやシャープが値を下げる

個別銘柄では、医薬品株で上昇が目立ち、小野薬品工業(4528)が年初来高値を更新し、第一三共(4568)も大きく値を上げました。