・「子どもを保育園に預けて働こうと思っていましたが、あいにくどこの園も満員。どうやら、無償化によって入園希望者が一気に増えたようです。せっかくの制度なのに、わが家のように恩恵が受けられないケースもあるのですね」

・「年少から保育園に通う予定でしたが、結局幼稚園にしか入れませんでした。延長保育を利用しながら仕事をしていますが、時間が短いので時短勤務をやめるタイミングが掴めません。保育園なら、もっと柔軟に働けたはずなのに…」

・「市役所に入園の相談に行ったところ、『育休中でないなら保育園は難しい』と告げられました。これから仕事を探すママにとっては、非常に厳しい状況のようです。無償化もいいけど、待機児童の解消にも力を入れてほしい…というのが本音ですね」

保育園を取り巻く現状

2019年9月に厚生労働省が発表した「保育所等関連状況取りまとめ(平成31年4月1日)及び「子育て安心プラン」集計結果」では、保育所等利用定員は289万人であると示されています。これは、前年と比べる8万8千人の増加となっており、子どもの受け皿自体は増えている現状がうかがえます。