“忘年会スルー”という言葉が話題になっているように、忘年会の習慣に疑問を持ち、できることなら参加を断りたいと思う人が増えているようです。

しかし、忘年会に限らず会社関係の飲み会に行かないという選択をするのは、その後の人間関係などに影響を与える可能性も…。どうすればスマートに飲み会参加を断れるのかを紹介します。

お金のゆとりがないのに自腹で会社の飲み会はツライ?

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](2019年)※」によると、金融資産(預貯金や有価証券など)保有額の中央値は419万円。中央値とはデータを小さい順(または大きい順)に並べたときにちょうど真ん中にくる値のことです。

※全国8,000世帯(世帯主が20歳以上でかつ世帯員が2人以上の世帯)が対象

最近では老後に2,000万円が必要と言われるようになり、「貯蓄しなければ」という意識が高まっているように感じられます。しかし上記の結果で見ると、2,000万円には遠く及んでいません。

そもそも手取りは増えないのに、会社の飲み会に参加すると1回で3,000円〜5,000円。二次会を含めるともっとかかるので、楽しめないのに自腹で払ってまで自分の時間を取られたくないと思う気持ちは不思議ではありません。

会社の飲み会、波風を立てない断り方とは

しかし、「お金を使うのがもったいない」「楽しくなさそうだし気が進まない」と感じていても、それをダイレクトには伝えにくいものです。多少の嘘があっても周りの気分を悪くしない、スマートな断り方はどんなものでしょうか。