寄り付きから高く推移し、後場の終盤には一時+625円高(年初来高値を更新)まで上昇する場面が見られました。結局、終値でも約1年2カ月ぶりに24,000円台を回復して引けています。

なお、TOPIXも同じような値動きで取引時間中に年初来高値を更新し、4日ぶりの反発で引けました。

ただ、上昇率は日経平均株価を大幅に下回る結果となっています。これは、日経平均株価を構成するような大型株への買いが圧倒的に優勢だったことを示唆していると言えましょう。

東証マザーズ株価指数は3日続落、売買代金は3日連続で1,000億円を上回る

東証マザーズの出来高は7,805万株、売買代金1,188億円となりました。出来高は前日より大幅に減少しましたが、売買代金は概ね横ばいでした。

今週から始まった年内のIPOラッシュを受け、個人投資家の資金移動が激しさを増したようです。売買代金は3日連続で1,000億円を上回りました。

ただ、資金移動に伴う主力株の見切り売りが多く出たため、株価指数は3日続落となりました。来週以降もIPOが続くため、今後の弱含みが懸念されます。

東京エレクトロンが連日の年初来高値更新、ソニー、TDK、村田製作所なども高値更新

個別銘柄では、主力大型株はほぼ全面高に近く、ファーストリテイリング(9983)が+4%強高の大幅上昇となり、ファナック(6954)やダイキン工業(6367)も大幅高となりました。