独身の人は、現在だけでなく老後の生活費も自力で用意しなければなりません。本当にこのままで大丈夫なのか、老後に向けて何か具体的に取り組まなければ…と焦っている人もいるのではないでしょうか。

なかでもそのような悩みを多く持っているのが、おひとりさまの女性たち。彼女たちは、どのような金銭的問題に直面しているのでしょうか。その問題の改善策や、老後資金の貯め方について見ていきましょう。

お金がかかる項目は人それぞれ

独身女性というと、好きなものに好きなだけお金を使えるようなイメージを持たれがち。しかし、むしろ現実では出費がかさんでいるようです。一体どんな費用が発生しているのでしょうか。

「周囲にあわせて、ついブランドの服に手を出してしまいます。1着ごとの予算も、若い頃よりぐっと高くなりました」

「肌の悩みが増えてきたので、いい値段のする化粧品や美容グッズを買いそろえてしまいます。いくつになっても、女性として美しくありたいですからね」

「いざというときの備えは、自分で備えなければなりません。そのため、手厚い保障が受けられる保険に加入しています。安心感はありますが、やはり大きな支出ですね」

「冠婚葬祭にかかる出費が痛いです。とくに結婚ラッシュの時期は、毎月のようにご祝儀を払っていました。私の番が来ることはなさそうなので、これからもお金が出ていくばかりでしょうね…」

化粧品や衣服といった女性ならではの出費に加え、保険や冠婚葬祭といった大きな出費に苦労するおひとりさまが多いようです。そのような状態では、老後に向けた貯金を後回しにしてしまうのも無理はないのかもしれません。