皆さんご存知の通り、エルメスのバーキンといえば、今では200万円はします。2000年代始めのユーロが導入された頃は30万円ほどで買えたのにも関わらず、です。
しかも、新品を購入するのは至難の技で、ふらっとお店に入った人が購入できるということはほとんどありません。特に素材や色が良いものは外商担当がお得意さまに案内してしまいまうので、店舗で見かけることはまずないといえます。
このように何年経っても「需要 >供給」の構図を維持し続けているアイテムというものは流行の移り変わりが激しいファッション業界では珍しいですが、バーキンはどんどん資産価値が高くなっているのです。
実際に、インターネットで高級バッグを再販するバッグハンター(Baghunter)の調査によると、バーキンの価格は、1984年の発売当初から一度も下落することなく、毎年その価値が約14%上昇しているとのこと。
デザインが安定していて、希少価値があり、根強い需要も世界的にあるので、この価格上昇は今後も続くと想像できます。すなわち、ここにも「資産価値」という視点があるのです。
おわりに
一般庶民が数百万円のバーキンや高級時計などを購入するのはハードルが高いでしょう。しかし、一生モノの買い物であり、将来値上がりする可能性も考えると、下手な投資をするより価値があるかもしれません。
バーキンに限らず、お金持ちにならい、必要なもの・価値があるものを見極めて、普段から将来ムダにならないお金の使い方をすることが大切ですね。
LIMO編集部