それでは、信じられないような環境の会社に入ってしまったら即退社すべきなのでしょうか。もちろんそれも一つの選択肢です。とはいえ、せっかく苦労して就職した会社を迷惑な人のために辞めるのももったいないと考える人もいるようです。
・「モノづくりをしている会社に勤めているのですが、とにかく部署ごとの仲が悪い。出てきた案をそのまま受け入れるということを嫌い、一度文句を言って突き返すという無駄な文化があったため、これはどうにかできないかと考えました。自分は営業の人間だったのですが、モノを生みだす部署に対しリスペクトがないということが不仲の原因だったことに気が付きました。
『モノありきの営業ですよ!』ということをひとりひとりに説いていき、自分の部署に戻ったら『営業のおかげで商品が世に出るって実は感謝していると打ち明けられました!』と大げさに上司に報告。相手が敵ではなく尊敬しあっているという構図はまだまだ完成してはいませんが、こまめに顔を出していたことで、営業の人間というだけで睨まれていた時代とは大違いの対応をしてもらえるまでになりました」
・「女性の中で自分が一番かわいがられていたいという先輩がいました。入社当時、先輩より4歳若かった私が一時的に注目され、男性社員からかわいがられていたのが気に入らなかった先輩。これはマズイ、と思い社外にラブラブの彼氏がいることを男性社員たちにカミングアウトしました。
そのおかげで飲み会やランチに誘われる回数もぐんと減り、男性たちの興味は徐々に先輩に戻っていきました。私はおじさんたちにモテることを何とも思わないので、正直どうぞどうぞという感じです」
環境の悪い原因は、嫉妬やマウンティングなどの心理をうまく利用して改善できるものもあるのかもしれません。
居場所がなくなる!?社内不倫にご注意
また、社内の人間関係の悩みには恋愛に関するトラブルも多数報告されています。