ただ、ハイテク株では、TDK(6762)、カシオ計算機(6952)、アルプスアルパイン(6770)などが堅調に推移して年初来高値更新となっています。

その他では、コマツ(6301)と日立建機(6305)の建機株が買い戻されて大幅高となり、ファナック(6954)も大きく値を上げました。

一方、一連のリクナビ問題で政府の個人情報保護委員会から再度の勧告を受けたリクルートホールディングス(6098)が軟調に推移し、その個人データを購入したことで行政指導を受けたトヨタ自動車(7203)も小安く引けました。

その他では任天堂(7974)も軟調な値動きとなったのが目を引きました。全般的には目立った値動きは少なく、個別銘柄では膠着感が強かったと見られます。

新興市場(東証マザーズ)では、前日に一時ストップ高だった中村超硬(6166)が連日で急騰したのに対し、同じく一時ストップ高だったビープラッツ(4381)は大幅反落となりました。

また、医療バイオ関連株が総じて大幅安となり、サンバイオ(4592)、そーせいグループ(4565)、ナノキャリア(4571)などがいずれも大幅安となっています。

葛西 裕一