12月2日に年間大賞「ONE TEAM(ワンチーム)」とトップテン10語が発表された「2019 ユーキャン新語・流行語大賞」。それに先立って11月に発表されたノミネート語30語の中には、「肉肉しい」というなんとも力強い言葉があったことをご存知でしょうか。肉料理を食べた時に、いかにも「お肉を食べている!」という味や歯応えが感じられるさまを表現した言葉です。

「肉肉しい」という言葉が広まったということは、それだけ多くの人がお肉を食べて楽しんでいるということでもあります。ステーキ店の繁盛ぶりや全国各地で開催される肉料理に特化したフードフェスなど、まだまだ“肉ブーム”と言われている昨今。そんな肉ブームが2020年はどのような動きになるのか、分析します。

明暗分かれたステーキ店、軽減税率による“中食の高級志向”

今年の肉ブームの象徴的な出来事としては、3月に松屋が新業態となるステーキ店「ステーキ屋松」を三鷹で開業したことでしょう。圧倒的なコスパの良さは瞬く間に支持を得て、ついに10月に待望の2号店が下北沢に、さらに11月には3号店目も吉祥寺にオープンしました。

そんな「ステーキ屋松」の勢いに押されてか、立ち食いスタイルの「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービスは11月、2019年12月期の最終赤字が25億円にまで拡大するという予想を発表。「いきなり!ステーキ」44店舗を閉店することも決定しました。ステーキ業態を手掛ける2社の明暗が、ハッキリと分かれた展開となりました。